ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

明治海運の3Q、円安と船売却で増収増益

2023年1月27日 (金)

財務・人事明治海運が27日発表した2023年3月期第3四半期(4~12月)連結決算は、売上高が前年同期比32.9%増の431億4100万円、営業利益が2.3倍の57億6200万円、最終利益が4.2倍の54億2700万円と、増収・大幅増益となった。

本業の外航海運事業で、タンカー2隻、バルカー3隻が新規稼働し、既存船舶の稼働も増えた上に、急激な円安の進行でドル建ての売上が膨らんだ4。

一方、新たな建造資金として用意していたドル建ての長期借入金が円安で目減りしたため、為替差損28億7700万円を営業外費用に計上した。このため経常利益は9.3%減の20億7300万円と前年同期を下回った。連結子会社が所有していた船舶3隻の売却益75億2800万円を特別利益に計上し、最終利益は大幅な増益となった。

23年3月期通期の連結業績予想は従来予想を変更せず、売上高は580億円、営業利益は71億円、最終利益は55億円とした。