財務・人事日本水産が5日に発表した2021年3月期第3四半期(4-12月)連結決算によると、冷蔵倉庫・配送・通関からなる物流事業は、売上高が前年同期比0.9%増の128億8400万円、営業利益が14.2%増の18億900万円となった。主力の水産事業や食品事業などが苦戦したなか、事業別では唯一、第1四半期から増収増益を継続。業務用の荷動き低迷や入庫減が続いたものの、大阪舞洲物流センター2号棟の新規稼働などが寄与した。
全体の業績は、売上高が5.6%減の4972億円、営業利益が21.0%減の150億5900万円、最終利益が10.9%減の131億7700万円と低調。通期予想については前回予想から変更しておらず、売上高は5.8%減の6500億円、営業利益は34.3%減の150億円、最終利益は22.1%減の115億円としている。
■決算集計(見出し:年/決算期/四半期、[]:前年同期比、単位:百万円)21/3/3Q | 21/3/中間 | 21/3/1Q | 20/3/通期 | |
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売上高 | 497,200 [-5.6%] | 320,819 [-7.1%] | 162,254 [-6.8%] | 690,016 [-3.1%] |
営業利益 | 15,059 [-21%] | 6,968 [-37.1%] | 4,251 [-25.5%] | 22,834 [5.3%] |
最終利益 | 13,177 [-10.9%] | 5,034 [-35.7%] | 3,189 [-11.9%] | 14,768 [-4%] |
売上高営業利益率 | 3.0% | 2.2% | 2.6% | 3.3% |