倉庫移転期間は5か月以上、経験者の半数が回答

調査・データWMS（倉庫管理システム）の「W3 mimosa（ミモザ）」を提供するダイアログ（東京都品川区）は9日、倉庫移転の課題に関する実態調査を行ったと発表した。倉庫移転の経験者の半数以上が、移転に5か月以上の期間をかけていることが分かった。

この調査は、倉庫移転を経験している倉庫業経営者・役員や製造業の倉庫管理責任者111人に、1月19日から20日かけてインターネットで行った。

調査結果によると、まず「倉庫移転時の業務に手間を感じているか」と質問したところ、「非常に感じている」が45.9％、「やや感じている」が45.0％という回答になった。次に、「非常に」「やや」手間を感じていると答えた101人に、特に手間となっている業務を聞いたところ、「業務フローの洗い出し・検証」が32.7％、「移転に伴う在庫の棚卸」が24.8％だった。

同じ101人に「倉庫移転にどのくらいの期間がかかっているか」と質問したところ、「半年以上」が17.8％、「5か月～半年未満」が34.7％となり、50％以上が5か月以上かかっていた。また、同じ101人に、「倉庫移転に伴う業務の効率化ができていない理由」を複数回答で聞いたところ、「運用ルールやマニュアルの見直しが行えていないから」が54.5％、「効率化の方法がわからないから」が51.5％、「業務の属人化が発生しているから」が51.5％と過半数を超えた。

逆に最初の質問で「手間を感じていない」と回答した9人に、「効率化のために実施している対策」を複数回答で聞いたところ、「業務手順の見直しを行った」が55.6％で唯一多くの回答を得た。「システム・ロボット導入による自動化を推進した」「コンサル会社へ相談した」などの回答は11.1％にどどまった。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com