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敷地内の道路もカーナビで表示・案内、マップル

2023年2月10日 (金)

サービス・商品昭文社ホールディングス子会社のマップル(東京都千代田区)は10日、業務に応じてカーナビゲーションシステムを開発できる「業務用カーナビSDK」のオプションとして、カーナビ地図上に表示されないルートも案内する「地図データメンテナンス機能」の提供を始めた。ユーザー自らが道路データを追加したり編集したりできるカスタマイズ機能を搭載。敷地内の道路や私道なども道案内できるようになり、ラストワンマイルを担う配達員の仕事を支援する。

発表によると、カーナビ機能で利用する地図の鮮度は飛躍的に向上している一方、広大な施設の構内道や進入のための私道などを適切にガイドする道路ネットワークデータは未整備。公道ではないという道路特性もあり、整備が難しい状況は今後も続く見通しだ。

このため、既存のカーナビでは進入路につながらない別のルートが表示されたり、新たに造成された住宅地の場所へ向かうと近幹線道路上で案内が終了するという事態が発生。特に、経験や土地勘のないドライバーやオペレーターにとって不都合が生じる「ラストワンマイル問題」が課題となっている。

今回の新機能では、既存のカーナビ用地図データに反映されていない進入路をはじめ、空港、製鉄所、化学プラントといった敷地内を車移動する機会の多い施設に適している。例えば、空港を目的地に設定した場合、通常のカーナビでは直近の最も近い場所を目的地にしてしまうが、新機能を設定すれば入場口から空港内の目的地まで適切なルートを表示できる。既存の地図情報とカスタマイズした情報を連動させ、スムーズなルート探索・案内ができる。

▲追加した道路ネットワークを通常の道路と同様に表示し、音声や拡大図による案内も実行する(出所:マップル)

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LOGISTICS TODAY編集部
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