マップル、「カーナビSDK」に大型車両対応機能

サービス・商品昭文社ホールディングスと子会社のマップル（東京都千代田区）は6日から、業務システムにカーナビゲーション機能を付加するソフトウェア開発パッケージ「業務用カーナビSDK Ver.6.0」に、「高さ制限・車幅制限等の規制標識データ」と「大型車両のサイズを考慮したルート探索機能」を搭載する。高さ制限など、大型車両のサイズ規制に対応するもの。

▲車種を「大型車」、車高を「2.9メートル」に設定した場合のルート（出所：昭文社ホールディングス）

トラックなどの大型車両については車両サイズ規制により、通常のカーナビの案内通りに通行できないケースが発生するが、規制標識データの収録範囲を拡大することで、車両サイズ規制を考慮したルート探索を可能にする。

規制標識データについては、高さ制限や車幅制限に加えて、重量制限と危険物積載車両通行止めの計4種のデータを搭載。車高と車幅はセンチメートル単位、車重はキログラム単位で設定することが可能で、危険物の積載は「あり」または「なし」で設定する。

▲通常のカーナビでは実装されない「業務で有用なルート探索API」が用意されている（出所：昭文社ホールディングス）