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NXHD、23年通期は原油高など踏まえ下振れ予想

2023年2月14日 (火)

財務・人事NIPPON EXPRESSホールディングス(HD)14日、2023年12月期の連結業績予想を発表した。売上高は22年実績と比べて6.5%減の2兆4500億円、営業利益は14.5%減の1100億円、最終利益は31.7%減の750億円といずれも22年実績を下回る見通しを示した。原油価格の動向や為替変動リスクを踏まえ、エネルギー費上昇や世界的な物価高に伴う景気減速の懸念などを織り込んだ。新型コロナウイルス禍による事業への影響は限定的と想定している。

同日発表した2022年12月期通期連結決算は、売上高が2兆6197億円、営業利益が1287億1600万円、最終利益が1098億900万円だった。全体的な荷動きは、生産用機械など一部を除いて力強くさを欠く弱含みの状況で推移。自動車産業も世界的な半導体不足やロックダウンによる部品調達の停滞が影響したほか、インフレによる個人消費の低迷が下押し要因となった。国際海上、航空輸送はともに前年から続く運賃高騰が続いてきたが、ここにきて解消に向かう傾向が顕著になってきたとしている。

地域別でみると、日本国内は燃油単価の高騰があったものの、航空・海運の貨物の販売単価が続伸した。米州は航空・海運の貨物が自動車関連や医療関連を中心に堅調に推移し、欧州も販売単価の上昇が継続した。南アジア・オセアニアは、自動車関連や電気・電子関連の取り扱いが底堅かった。

NXHDは22年1月に日本通運の単独株式移転により設立されたため、前期比の増減率は公表していない。

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LOGISTICS TODAY編集部
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