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NXHD、製造業の生産落ち込みなどで減収減益

2024年2月14日 (水)

調査・データNIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は14日、2023年12月期連結決算を発表した。

売上収益は、前年期比14.5%減の2兆2390億1700万円、営業利益は同61.4%減の600億9800万円、最終利益は同65.8%減の370億5000万円だった。特に国内物流で、世界経済の減速と連動する製造業での生産落ち込みが大きく影響し、減収減益だった。

国内物流では、訪日外国人観光客の回復などによる小売やサービス分野での改善や、車載用半導体不足の緩和による自動車生産の回復などきは見られたが、全体としての荷動きは低調に推移。国際物流でも、需給が逼迫した状況が大幅に緩和したことで販売単価の正常化や輸送数量の減少などの影響を大きく受けた。

セグメント別で見ると、国内物流は継続して低調に推移。航空貨物や海運貨物の取り扱いが減少したことに加え、販売単価も下落した。

また、米州でも、倉庫配送は好調を維持したものの、国内同様、航空貨物、海運貨物が減少。販売単価も下落した。東アジアでは、半導体関連、自動車関連を中心に航空貨物、海運貨物が減少。販売単価も下落する傾向となった。

24年12月期の通期の連結業績予想は、売上収益が同11.7%増の2兆5000億円、営業利益が36.4%増の820億円、最終利益が48.4%増の550億円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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