ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

運輸・倉庫の正社員賃上げ企業は55%、TDB調査

2023年2月15日 (水)

調査・データ帝国データバンク(TDB)が15日発表した「2023年度の賃金動向に関する企業の意識調査」によると、23年度に正社員の賃金改善見込みがあると回答した企業の割合は、「運輸・倉庫」が55.1%となり22年度(48.5%)から6.6ポイント上昇した。

調査は、ことし1月18〜31日に実施。全国2万7362社で、1万1719社が回答した(回答率42.8%)。運輸・倉庫業界の企業は532社(全体の4.5%)。全業種の企業規模は中小企業が9928社で84.7%を占める。

(イメージ)

全業種でみると、23年度の賃金改善見込み企業は56.5%。2年連続の増加となり18年度見込みと並び過去最高水準に達した。具体的な賃上げ方法は、ベースアップが49.1%、賞与(一時金)が27.1%だった。06年の調査開始以来、過去最高を更新した。

賃金改善する理由(複数回答)としては「労働力の定着・確保」が71.9%、「従業員の生活を支えるため」が70.1%と上位に入った。「物価高」は社会情勢を反映し、前年度(21.8%)から35.7ポイント上昇し57.5%と急増した。一方、賃上げしない理由は「自社の業績低迷」が62.6%と前年度と同様に最多だった。

非正社員の賃金改善見込みが「ある」と回答したのは25.9%で、見込みが「ない」の31.3%が上回った。「分からない」は42.8%だった。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com