日本郵便、トール物流子会社2社再編し社名変更も

M&A日本郵便は15日、4月1日付で物流事業を手掛ける子会社のJPトールロジスティクス（JPトール、東京都千代田区）とトールエクスプレスジャパン（TXJ、大阪市中央区）の事業を再編すると発表した。急速に変化する顧客ニーズに応えるため、戦略立案と事業運営の両部門を集約。効率的で迅速な一括物流体制を築き、BtoB領域での業容拡大を図る。

発表などによると、JPトールは日本郵便と豪最大の物流企業、Toll Group（トールグループ）の子会社。日本郵便が2015年にトールグループの株式50％を直接保有し、18年に現社名に変更した。ロジスティクス、フォワーディング（国際輸送）、エクスプレス（貨物輸送）の各事業を手掛けている。トールエクスプレスジャパンはJPトールの子会社で、2002年に設立。貨物運送や物流コンサルティング、倉庫業などを展開する。

今回の事業再編により、JPトールは物流戦略の企画・立案を担う「JPロジスティクスグループ」に社名を改める。JPトールのコントラクト、国際輸送の両事業、TXJのエクスプレス事業については、トールエクスプレスジャパンを「JPロジスティクス」に社名変更し、3事業を移管してまとめる。両会社ともに日本郵便のグループとなる。

▲事業再編の概要（出所：日本郵便）

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LOGISTICS TODAY編集部
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