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つくば4棟目のZOZO専用施設が完成、プロロジス

2023年2月21日 (火)

▲プロロジスパークつくば3(出所:プロロジス)

拠点・施設物流不動産開発のプロロジス(東京都千代田区)は21日、茨城県つくば市で大型物流施設「プロロジスパークつくば3」の竣工式を行ったと発表した。ファッションEC(電子商取引)「ZOZOTOWN」(ゾゾタウン)を運営するZOZO(千葉市稲毛区)の専用(BTS型)施設となる。

発表によると、新施設は2021年9月に着工した。テナントの要望に応じてオーダーメードで建設・賃貸されるBTS型で、6万8500平方メートルの敷地に5階建て、延床面積15万7300平方メートルの施設を建設する。ワンフロア3万1000平方メートルで、茨城県下で最大規模の物流施設となる。自動化への対応など、最先端技術を設計段階から織り込み、使いやすいノンブレース構造を採用した。

開発地は圏央道と常磐自動車道が交差するポイントに位置する。圏央道・つくば中央インターチェンジ(IC)から2キロ、常磐道・谷田部ICから5.8キロに立地し、北関東方面への配送や東西広域、東日本全域をカバーできる。

つくばエクスプレスの研究学園駅から1.3キロと通勤利便性にも優れている。つくば市には大型物流施設が集中していないため、雇用確保にも有利な環境だ。周辺に活断層がなく、事業継続計画(BCP)の観点からも優れているという。同市内では、プロロジスのZOZO専用施設がすでに3棟開発されている。新施設はこれらの既存施設と合わせてZOZOの基幹拠点となる予定だ。

▲「inno-base TSUKUBA」のイメージ

また、敷地内には小型オフィス、シェア倉庫、実証実験エリアを備えたインキュベーション施設「inno-base TSUKUBA」(イノベース・ツクバ)がことし4月にオープンする。スタートアップ企業の事業成長にも寄与する施設をあらかじめ物流施設に併設するのは、プロロジスでは初めての取り組み。運営は起業支援会社のツクリエ(東京都千代田区)に委託し、物流業界のみならずさまざまなスタートアップ企業の利用を促す。

竣工式には、プロロジスの山田御酒会長兼CEO(最高経営責任者)やZOZOの澤田宏太郎社長兼CEO、つくば市の五十嵐立青市長らが出席した。

「プロロジスパークつくば3」施設概要

所在地:茨城県つくば市御幸が丘34
構造:5階建て、柱RC・梁S造
敷地面積:6万8513平方メートル
延床面積:15万7368平方メートル
アクセス:圏央道・つくば中央IC2キロ、常磐道・谷田部IC5.8キロ、つくばエクスプレス線・研究学園駅1.3キロ

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