調査・データ自動倉庫システム「オートストア」の開発企業、AutoStore(オートストア、ノルウェー)は24日、倉庫管理やフルフィルメントに関するベンチマークレポートを発表した。倉庫業界の北米、欧州、アジア太平洋地域の経営幹部300人以上から得た情報を元にした報告書だ。「10社中9社近くが倉庫に自動化テクノロジーを導入または検討している」という。
レポート概要によると、調査に協力した回答者たちが2023年に最も重視すべきとした課題は、顧客満足度の向上(34%)、自動化テクノロジーへの投資(31%)、持続可能なソリューション(31%)、労働力の効率化(31%)、ロボットに商品棚を運ばせるGTP(Goods to Person)システム導入の迅速化(30%)――の5つだった。
これらの課題克服ために、参加者の88%が「24年までに自動化された保管・検索システムを導入する」と回答している。そのうち32%は「すでに何らかの自動化テクノロジーを導入」しており、56%は「今後1年以内に導入する計画を立てている」。同社は「自動化テクノロジーは、もはや『あると便利』ではなく『必須』なものとなった」と指摘している。
また、23年の優先事項としては、回答者の3人に1人がサステナビリティを挙げた。エネルギー効率(55%)、廃棄物の削減(46%)、従業員の福利厚生(43%)、保管スペースの削減(39%)、リサイクル(36%)――を最も重要な取り組みとして挙げている。
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