双日、液体危険物貨物の東京油槽をCTTに売却

M&A国内最大級の独立系ケミカル・タンクターミナル企業、セントラル・タンクターミナル（CTT、東京都中央区）と双日は2月28日、双日100％子会社で液体危険物貨物を中心とした総合物流倉庫・タンクターミナル事業を展開する東京油槽（川崎市川崎区）の全株式をCTTに譲渡することで合意したと発表した。CTTと東京油槽が手掛ける液体化学品保管事業においてシナジー効果の創出を狙う。譲渡金額は明らかにしていない。

発表によると、パブリックタンクターミナルと付帯関連サービスを提供するCTTは、国内で30万立方メートル以上の保管容量を備える。東京湾や大阪湾、名古屋、北九州周辺の戦略的ハブ拠点に8つのターミナルを保有。

特に、液体化学品のタンク保管や危険物倉庫でのドラム保管、荷姿変更業務を中心に付加価値の高いサービスを提供している。取引先は大手化学企業など80社以上。

液体化学品の保管事業は近年、少量多品種化や高付加価値化が進んでおり、今後も需要増が見込まれている。今回の事業譲渡により、保管能力や規模を確保するとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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