ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

米新興Plus One Robotics、6.8億円を資金調達

2023年3月8日 (水)

国際米新興企業で小包処理ロボットを開発・提供しているPlus One Robotics(プラス・ワン・ロボティクス)は7日、5000万ドル(68億8000万円)の資金調達を行ったと発表した。出資したのは、シリコンバレーを拠点とするベンチャーキャピタルのScale Venture Partners(スケールベンチャーパートナーズ)などで。今回の資金調達でプラス・ワンの総資金は1億ドル(137億6000万円)に達した。

同社は調達資金で、ピッキングロボットの能力を向上させるほか、国内外での販売活動を拡大する。同社のロボットは、独自のエンドオブアームやAI(人工知能)搭載ソフトウエアを組み込んでおり、小包のピッキングとデパレタイズプロセスを合理化する。FedEx(フェデックス)やMSC Industrial(MSCインダストリアル)などの大手を含む物流企業にサービスを提供している。

▲特殊なグリッパーを装着したピッキングロボット(出所:Plus One Robotics)

同社のピッキングロボットは、1日に100万件を超えるピッキングを行うことができ、現在、世界中の同社機で1日5億件を超えるピッキングを処理している。

同社によると、輸送需要の増加に対し物流現場の労働力が不足している問題は、小包のピッキングでも深刻になっている。2025年までにさらに100万人以上が必要になるが、人件費も増加しており、電子商取引の成長を妨げる要素となっている。そうした状況を踏まえ、プラス・ワン共同創設者のエリック・ニーブスCEO(最高経営責任者)は「この資金調達で私たちは規模を拡大し、サービスのニーズを満たしてくれるだろう」とコメントしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com