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GLP沖縄初の物流施設が浦添に、地元物流大手専用

2023年3月13日 (月)

拠点・施設日本GLP(東京都中央区)は14日、沖縄県浦添市で物流施設「GLP沖縄浦添」の竣工式を行ったと発表した。シンバホールディングス(沖縄県浦添市)傘下で沖縄県最大規模の物流会社、あんしん(同)が専用施設として一棟借りする。日本GLPが沖縄県で開発した物流施設第1号となる。

▲GLP沖縄浦添(出所:日本GLP)

発表によると、施設は鉄骨造4階建てで、延床面積は2万8905平方メートル。あんしんと協働で開発を進め、同社の基幹施設「あんしん総合流通センター」として活用される。浦添市は、沖縄県の物流の玄関口である那覇市に隣接し、浦添北道路・臨港道路浦添線の開通もあって物流施設に適したエリアだ。那覇港から6.4キロ、那覇空港から12.5キロ、沖縄自動車道の西原インターチェンジから6キロに位置し、県内の広域配送拠点にも優れている。

施設面では、3階へのスロープを設けることで、2フロアでの効率的なオペレーションを実現するとともに、バース設置階である1、3階はブレースのない構造を採用し、搬入出業務の効率化を図った。垂直搬送機や荷物用エレベーターの設置により縦搬送能力を強化。床荷重は重量物や大型パレットに耐えられるよう設定し、1階全体の床荷重は飲料の保管に適した設計とした。

また軽自動車の保有台数が多い沖縄県の情勢を配慮し、軽自動車用の駐車場を含めて270台分の駐車場を用意することで、周辺エリアからの通勤アクセスの利便性を確保した。就労環境への配慮として、カフェテリアの整備や展望デッキを設置し、快適性の向上も図った。


▲(左から)エントランス内観、展望デッキ

BCP(事業継続計画)対策としては、非常用発電機や電気室を上層階に設置するなど、高潮などへの万が一の備えにも対応。防錆や防風・防水対策といった気候風土に合わせた設計を行い、施設の高い継続使用性も重視した。

▲(左から)あんしんの照屋勝士社長、日本GLPの帖佐義之社長、あんしんの安里享英会長

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LOGISTICS TODAY編集部
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