ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

日本GLPが沖縄に進出へ、浦添で物流施設を着工

2021年10月8日 (金)

拠点・施設日本GLP(東京都港区)は8日、沖縄県では初めての物流施設開発案件となる「GLP沖縄浦添」(沖縄県浦添市)の建築工事に着手したと発表した。同県最大規模の物流会社であるあんしん(同市)が専用施設として利用する。完成は2023年2月の予定。

(出所:日本GLP)

同施設は、沖縄県では最大規模の物流施設となる。あんしんは推進する「あんしん沖縄ロジスティックゲートウェイ構想」(仮称)の基幹施設として活用する。日本GLPは今回の沖縄県進出を契機に、同県でも荷物保管や輸配送などの事業に取り組む。

同施設は、沖縄県の物流の玄関口である那覇市に隣接する浦添市に位置し、浦添北道路や臨港道路浦添線に近いほか、那覇港から8キロ、那覇空港から11.5キロとアクセスの面で恵まれている。

構造は地上4階建てで、あんしんが取り扱うさまざまな荷物に対応するため、重量物や大型パレットに耐えうる床荷重としたほか、垂直搬送機や貨物専用エレベーターの設置により縦方向への搬送能力を強化した。そのほか、BCP対策として非常用発電機を備えるとともに、電気室は上層階に設置。防錆や強風対策など、沖縄の気候風土に合わせた設計を施した。

あんしんは1965年に個人での運送業として創業。81年に法人化し、現在は東京・大阪・福岡にも営業拠点を設けてさまざまな物流ビジネスを展開している。

日本GLPの帖佐義之社長は、今回のGLP沖縄浦添を開発の意義について、「物流が集積し発展が期待されるプライムエリアである那覇・浦添エリアに位置した希少な先進的物流施設。沖縄県が目指す国際物流拠点形成の一端を担うものになる」とコメントした。

■施設の概要
所在地:沖縄県浦添市牧港5
敷地面積:2万9000平方メートル
延床面積:6万2000平方メートル
構造:地上4階/耐震・鉄骨造
着工:2021年10月
完成:2023年2月
認証取得予定:CASBEE(新築)認証、ZEB認証