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奈良県初のマルチテナント型物流施設が完成、C&W

2023年4月13日 (木)

▲「LF奈良」外観(出所:クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)

拠点・施設不動産大手クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(C&W、東京都千代田区)は13日、グループ傘下のクッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント(C&WAM)が、奈良県安堵町のマルチテナント型物流施設「LF奈良」の竣工式を3日に開催した、と発表した。式典にはC&W日本代表のタッド・オルソン氏や、入居テナントでEC(電子商取引)物流を手がけるACROSS(アクロス、奈良県斑鳩町)らが参列し、施設の完成を祝った。

▲倉庫スペース(出所:クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)

同施設は地上4階建て、延床面積12万4000平方メートルに及ぶ大規模物流施設で、奈良県初のマルチテナント型。最大で16のテナントが入居可能で、最小6600平方メートルから1フロア最大2万6000平方メートルまで利用できるため、さまざまなテナントニーズに対応できる。

西名阪自動車道・大和まほろばスマートインターチェンジ(IC)から1.5キロ、法隆寺ICからは3キロの場所に位置し、近畿圏の主要都市へのアクセスは良好。周辺は県最大の工業団地である昭和工業団地を中心とする産業集積エリアで、県内の地域配送拠点や大阪・京都・名古屋方面への広域配送拠点としての需要が見込まれる。また、施設の所在地から15分圏内には7万6000人、30分圏内には46万人の労働人口を抱えており、雇用確保の面でも優位性を持つ。

▲カフェテリア(出所:クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)

設備面では、ダブルランプウェイによって45フィートコンテナ車が直接各階に接車できるようにし、物流オペレーションを効率化。また、大型車両の一方通行を可能とし、大型車両と乗用車の交錯を最小限に抑えるなど、安全面にも配慮した。共用部にはカフェテリア、ラウンジ、ドライバー用休憩室、売店などを設けるなど、利便性や快適性も追求した。

C&WAMの田中義幸社長は竣工式にて「奈良県初の先進的物流施設として希少性の高い物流拠点を提供できたと考えている。今後はトラックドライバーの運転時間が制限されることが想定されるが、西名阪自動車道に加えて京阪奈自動車道の延伸により、大阪・京都・和歌山などの近畿主要都市を結ぶ中継拠点として、この施設がより重要な役割を果たしていくものと期待している」と語った。

「LF奈良」施設概要

所在地:奈良県安堵町岡崎367-10
構造:地上4階建て、鉄骨造
敷地面積:5万8000平方メートル
延床面積:12万4000平方メートル
アクセス:西名阪自動車道・大和まほろばスマートICから1.5キロ、法隆寺ICから3キロ

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