環境・CSRヤマトホールディングス(HD)は13日、輸送における温室効果ガス(GHG)排出量の国際規格「ISO14083:2023」に基づく、GHG排出量可視化ツールの開発を開始したと発表した。ことし10月の完成を目指すとしている。
基準とする国際規格は、トラック輸送だけでなく、航空や海上輸送などあらゆる輸送手段やターミナルを含むGHG排出量の算定基準のため、ヤマトの輸送に関連する間接的なGHG排出量(スコープ3)を、より実態に近い数値で算出できるようになる。
同社は「GHG排出量の可視化はサプライチェーン上のモノの動きと同義」であるとし、物流と在庫の最適化を行うことで、生産や資材調達の改善につながり、スコープ3排出量だけでなく、荷主の直接的な排出量(スコープ1、2)の削減にもつながるとした。
同社は2022年に、世界最先端の小口宅配ネットワークを持つ独DPDグループとの基本合意書を締結し、同国際規格の算定基準づくりに参画するなど、より実態に即したGHG排出量可視化ツールの開発に向けて積極的な取り組みを行っている。
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