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オークワ、出店加速へ東海地区に物流拠点新設

2012年10月3日 (水)

拠点・施設オークワ(和歌山市)は来年10月をメドに、東海地区の新たな物流拠点として「オークワ東海食品センター」(愛知県春日井市)を開設する。

中長期的に東海圏で売上高1000億円を達成するため、物流機能の向上、物流コスト削減、店舗ローコスト運営の支援を強化する目的で東海圏の物流計画の再構築を行った結果、新たな物流拠点として東海食品センターを新設することにしたもの。

常温(ドライ)在庫型センター機能の「物流センター棟」、低温(チルド)通過型センター機能と畜産・水産PC機能、農産品加工センター機能の「食品センター棟」――の2棟に立体駐車場1棟、排水処理施設1棟の合わせて4棟で構成する。

最大取扱い規模としては、常温在庫型(ドライ)センター機能が150店舗、低温通過型(チルド)センター機能が100店舗をカバー、総取扱高は900億円までが可能となる、同社最大規模の物流インフラ整備が完了する。

東海地区では、2007年11月に愛知県1号店としてオークワ愛西プラザ店(愛知県愛西市)をオープンした後、愛知、岐阜両県で新規出店を加速し、前期は10店舗、売上高161億円の規模となった。

ことし2月21日には、子会社のパレ(名古屋市)を合併し、現時点で愛知、岐阜、静岡3県で28店舗の店舗網を展開、2013年2月期には東海圏の売上高として450億円を計画している。

また、昨年2月にはフードセンター富田屋(岐阜県大垣市)と業務提携を結び、PB商品の供給、システムノウハウの供与などを行っている。

■施設全体の概要

名称 (仮称)オークワ東海食品センター
所在地 愛知県春日井市明知町字頓明1514-88(明知工業団地内)
稼働日 平成25年(2013年)10月予定
敷地面積 55,200m2(16,698坪)
建築面積 20,642m2(6,244坪) ※4棟合計
延床面積 48,671m2(14,723坪) ※4棟合計
総投資 51億円
投資回収 11年
取扱高 380億円(初年度予測)
[googlemap lat=”35.317275″ lng=”137.026279″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”10″ type=”G_NORMAL_MAP”]春日井市明知工業団地[/googlemap]■施設別の概要

施設(棟) 内容 建物構造 建築面積 延床面積
物流センター 常温在庫 鉄筋コンクリート造3階 8,180m2
(2,474坪)
22,603m2
(6,837坪)
食品センター 低温通過
畜産・水産PC
農産加工
鉄骨造2階 11,023m2
(3,334坪)
19,120m2
(5,784坪)
駐車場 立体駐車場
(354台)
鉄骨造5階 1,384m2
(419坪)
6,893m2
(2,085坪)
排水処理施設 鉄筋コンクリート造2階 55m2
(17坪)
55m2
(17坪)
合計 20,642m2
(6,244坪)
48,671m2
(14,723坪)

■オークワの既存物流拠点

名称 所在地 取扱い内容 開設年月
和歌山物流センター 和歌山市 常温通過 平成4年3月
泉佐野流通センター 大阪府泉佐野市 常温在庫 平成15年11月
和歌山食品センター 和歌山市 低温通過、畜産・水産PC 平成8年2月
関流通センター 三重県亀山市 常温通過、畜産・水産PC 平成11年9月
関流通センター 蟹江サテライト 愛知県蟹江町 常温通過、低温通過 平成24年2月
みはま食品工場・流通センター 三重県御浜町 常温通過、畜産・水産PC 平成11年1月