ナビタイム、Webナビゲーションの音声案内を拡充

（イメージ）

サービス・商品ナビタイムジャパン（東京都港区）は19日、ウェブブラウザ上での音声ナビゲーションサービス「NAVITIME WebNAVI」（ナビタイム・ウェブナビ）にて、音声案内の発話内容を大幅に拡充したと発表した。物流業界の利用者からの要望に対応する形で生まれたというこの機能の追加実装により、ウェブ上で動作するナビゲーションでありながら、アプリとほぼ同等の音声ナビゲーションが可能になるという。

NAVITIME WebNAVIは、徒歩、自転車、バイク、車の音声案内付きナビゲーション機能を顧客のサービス内に導入できるサービスで、アプリのように専用の開発技術がなくても簡単にウェブブラウザ上でナビゲーション機能を提供できる。手軽に顧客のサービス内に組み込み、外部のナビゲーションアプリ等へ遷移することなく自社サービス内で完結できるメリットがある。

しかし、音声ナビゲーションにおいては、ウェブ上でアプリのように高速で処理することが難しく「右に曲がります」のように簡易な案内となる課題があった。この問題を解決するため、発話内容をリアルタイムかつ高速に処理できる技術を独自開発した結果、「およそ1キロ先、大橋ジャンクション、左方向、東北道・湾岸線方面です」「この先、5キロ以上道なりです」のように、交差点やジャンクションなどの具体的な名称や、ルートや現在位置によって動的に変化する複雑な内容の音声案内が可能になった。

（出所：ナビタイムジャパン）

ナビタイムジャパンによると「物流業界の利用者から、協力会社や委託先のドライバーにアプリをインストールしてもらわなくても、配送先までのルートをURLで提供するだけでよいという利便性と簡易性、高速道路上の分岐案内やレーン発話など、通常のカーナビゲーションアプリと同様の詳細な音声案内によって安全運転をサポートする機能を強化してほしいという要望があり、今回の開発に至った」としている。

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