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ルフトハンザカーゴ、さらなるCO2削減を目指す

2023年4月20日 (木)

国際ドイツの貨物航空会社であるルフトハンザカーゴは地球温暖化などの問題を解決するため、遅くても2030年までに、19年比で二酸化炭素(CO2)の排出量を半減させ、50年にはカーボンニュートラルの状態を目指すとしている。

(出所:ルフトハンザカーゴ)

EU規制では25年までに、少なくとも2%、30年までには少なくとも5%の持続可能な航空燃料(SAF)を混合する必要があるとしている。SAFは化石燃料と比較してCO2の排出量を最大80%削減し、ルフトハンザはすでに2%を達成している。また、ドイツ鉄道傘下の物流会社であるDBシェンカーと共同し、100%非化学燃料の貨物輸送も提供している。ルフトハンザは機体の近代化にも継続的に投資を行い、航空機の摩擦抵抗を減らすことで燃費向上が可能になる特殊なフィルムを導入しており、同社の777型機全体で計算すると年間1万3000トンのCO2排出量と4000トンのケロシンを削減できるという。さらにデジタル化にも注力しており、ネット予約や荷物のトラッキングにおいて幅広いサービスを展開している。

ルフトハンザの代表者は、「業界のカーボンフットプリントを改善したいなら、あらゆる機会を利用してCO2排出量をさらに削減する必要がある。これこそが、カーボンニュートラルに近づく唯一の方法だ。私たちは、積載機器の最適化やリサイクルなど、より小さな対策にも真剣に取り組んでおり、すべての行動が重要であると確信している」と述べた。

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LOGISTICS TODAY編集部
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