ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

データ活用で三菱食品の物流計画策定支援、Hacobu

2023年4月26日 (水)

フード物流システム開発のHacobu(ハコブ、東京都港区)は26日、三菱食品がハコブの動態管理サービス「ムーボ・フリート」をトラック3500台に導入したと発表した。データに基づく物流を計画を意味する「データドリブン・ロジスティクス」に則し、三菱食品の積載率向上や配送最適化を促進する。

▲MOVO Fleet 概要(出所:Hacobu)

三菱食品では1日に7600台のトラックが業務に従事しているが、うち首都圏を中心とした3500台にムーボ・フリートを導入する。これにより、協力会社の車両を一括管理しながら、運行回数、走行時間、待機時間、走行距離、CO2排出量などのデータをリアルタイムで取得できる。このデータに三菱食品が持つデータを掛け合わせることで、効率の良い車両回転数や積載率の算出が可能となる。

配車効率については、ムーボのデータ活用により、支線配送にあたるトラックを拠点間で融通させたり、メーカー集荷までの配車プランを策定したりできる。配車最適化は結果的に、車両の有効活用および積載率の向上にもつながるとしている。

三菱食品のSCM統括物流DX推進オフィス室長の白石豊氏は「食品卸や小売における支線配送網、物流事業者における配送網は、運行指示系統も異なり共通のデータ基盤がない状況にある」と、食品サプライチェーンにおける標準化なされていないことを指摘。「ムーボ・フリートの運行実績データが、可視化、最適化につながる手段になると考えている」と期待を述べた。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com