ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

ファイズHD決算、EC関連の3PL事業好調で増収増益

2023年5月10日 (水)

財務・人事ファイズホールディングス(HD)が10日発表した、2023年3月期の通期連結決算は、売上高が前期比31.1%増の236億6400万円、営業利益が98.6%増の11億4200万円、最終利益は2.2倍の8億700万円となった。

ECビジネスを行う企業を対象にした3PL事業のECソリューションサービス事業では、物流センターの運営受託事業で、大規模拠点の流山事業所(千葉県流山市)が安定稼働するほか、ECビジネスや流通業向けに葛西事業所(東京都江戸川区)、門司事業所(北九州市門司区)、鶴見事業所(横浜市鶴見区)、久喜宮代事業所(埼玉県久喜市)を新たに開設した。

(イメージ)

また、輸配送で配車プラットフォーム事業の取引社数と成約件数が増加したほか、拠点間輸送やラストワンマイル配送など実運送の受託件数も伸長した。その結果、セグメントの売上高は28.3%増の212億7594万円、営業利益は2.2倍の10億5903万円となった。

オペレーションサービスでは、大手ネット通販会社向け物流センター、大手日雑メーカー向け物流センター、流通業向け物流センター、配送センター、生鮮品向け物流センターの運営など既存受託案件が堅調に推移した結果、売上高は28.2%増の143億5495万円だった。

トランスポートサービスは、配車プラットフォーム事業の取り引き社数と成約件数が大幅に増加したほか、拠点間輸送やラストワンマイル配送も拡大。売上高は28.5%増の69億2099万円となった。

国際物流サービス事業は、東南アジア諸国を中心とした海外代理店網の整備、国際アライアンスの加盟、アパレル・流通業など新規取引先の開拓、南米向けフォワーディング業務の受託などが奏功し事業が伸び、売上高は3.8%増の11億7598万円だった。

24年3月期の通期業績は、売上高が18.3%増の280億円、営業利益が22.5%増の14億円、最終利益は13.9%増の9億2000万円を見込んでいる。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com