国際京東商城(中国)とDHL(ドイツ)は26日、ドイツブランドの中国、欧州市場での事業拡大を支援するための覚書(MoU)を締結したと発表した。北京の京東商城本社で署名した。越境EC(電子商取引)と国際物流を一体化した仕組みを構築し、欧州と中国をまたぐブランド展開を後押しする。
覚書に基づき、DHLはドイツ企業を京東商城のEC基盤につなぎ、中国市場への参入を支援する。京東商城の越境EC事業「JINGDONG Cross-border」を活用することで、ドイツブランドは中国国内に法人や拠点を持たずに、7億人超の消費者に直接販売できる。従来型の一般輸入に比べ、BtoC直送向けの優遇関税や付加価値税(VAT)制度を活用でき、参入コストの引き下げにつながるとしている。

▲覚書調印式(出所:DHL)
物流面では、DHLのグローバル輸送網と、京東商城傘下の京東物流が連携し、欧州から中国までのエンドツーエンド型物流を共同で設計する。輸送、通関、フルフィルメント、最終配送までを一気通貫で提供し、越境ECにおけるリードタイム短縮と配送品質の安定を狙う。EC運営、商品選定、消費者データ分析、マーケティングツールなど京東商城のデジタル基盤と組み合わせることで、物流と販売を統合した運用モデルを構築する。
一方で、今回の連携は中国向けだけにとどまらない。京東商城は欧州で展開する自社ECプラットフォーム「Joybuy」を通じ、ドイツブランドの欧州市場での販売拡大も支援する。京東商城はEC運営ノウハウを欧州側にも展開し、DHLは域内物流や越境配送の担い手として関与する。
両社は、物流とECを一体化した国際展開モデルを通じ、ブランド側の市場参入障壁を下げると同時に、自社のプラットフォーム価値を高める。
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