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センコーGHD決算、M&Aや値上げで下振れ分吸収

2023年5月12日 (金)

財務・人事センコーグループホールディングス(HD)が12日発表した2023年3月期通期連結決算は、売上高が前期比11.7%増の6962億8800万円、営業利益が3.1%増の255億3500万円、最終利益が0.7%増の153億4100万円の増収増益で着地した。仕入れ価格の高騰や為替影響などの下振れ要因を適切な料金改定の実施により吸収した形だ。

そのうち、物流事業は物流センターの新設による売上拡大や料金改定、コスト改善、生産性の向上などで増収増益。ことし3月には日立造船子会社で重量物や大型貨物などの海上・陸上一貫輸送を手がけるオーナミ(大阪市西区)を子会社化するなどし、売上高は8%増の4758億3300万円、営業利益は2%増の237億4800万円とした。

前期中はさいたま市、宮城県利府町、東京都江戸川区、北海道北広島市、神奈川県綾瀬市、神戸市西区、千葉県市原市で物流センターを稼働。今期中も4月に稼働した愛知県弥富市、宮崎県日向市をはじめ6拠点を稼働させる見込みだ。また、荷役機器・その他生産設備への90億円を超える投資も行うなど、物流センターの自動化も推進する。

同事業での24年3月期の通期業績は、売上高が7.2%増の5099億円、営業利益が8.4%増の257億4000万円と予想。売上拡大策やM&Aのほか、料金の値上げによる利益創出を見込んでいる。

全体での通期連結業績は、売上高が13.5%増の7900億円、営業利益が13.6%増の290億円、最終利益が8.9%増の167億円。各セグメントでのM&Aや料金改定が奏功し、大幅な増収増益と予想した。

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LOGISTICS TODAY編集部
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