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国交省、福井で自動運転サービスを国内初認可

2023年5月15日 (月)

国内国土交通省は12日、福井県永平寺町で移動サービス運行する車両に対し、運転者を必要としない自動運転車(レベル4)を、全国で初めて認可し、サービスが5月21日から開始されると発表した。

永平寺町の自動運転移動サービスは、福井県永平寺町の「永平寺参ろーど」のうち、約2kmの運行区間で提供する。ヤマハ製の電動カートをベースに、自動運転機能を追加した車両を利用。道路に敷設した電磁誘導線上を追従しながら時速12kmで走行する。自動運転車は、車内にも遠隔地にも運転者を配置せずに行う。運行日は、年末年始除く土日祝日の10時~15時で、1回の利用料金は、大人が100円、子供は50円。運行は永平寺町が、まちづくり株式会社ZENコネクトに委託して実施する。

国土交通省・経済産業省では、福井県永平寺町で遠隔型自動運転システムを使った自動運転車の技術とサービスの実証実験を実施。この実証で、産業技術総合研究所が開発した自動運転車に対し、国土交通省中部運輸局が、道路運送車両法に基づき、運転者を必要としない自動運転車(レベル4)として、3月30日に全国で初めて認可した。

その後、まちづくり株式会社ZENコネクトが、同車両を使って行う自動運転移動サービスについて、国土交通省中部運輸局福井運輸支局が、レベル4の自動運転による自家用有償旅客運送の登録を、道路運送法に基づいて5月2日付で行った。同社では、福井県公安委員会から、道路交通法に基づき、レベル4自動運転の許可も5月11日に取得。一連の手続き完了でレベル4での自動運転移動サービスが可能になったことから、5月21日からサービスを開始することにした。

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LOGISTICS TODAY編集部
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