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日本郵船、独EnBWと新造LNG船4隻の定期傭船契約

2023年5月16日 (火)

ロジスティクス日本郵船は16日、ドイツの大手エネルギー会社のEnBWエネルギー・バーデン・ヴュルテンベルクAG(EnBW)と、新造の液化天然ガス(LNG)船4隻の長期定期傭船契約を締結したと発表した。

4隻は、韓国のHD現代重工業が建造し、2027年から順次竣工する予定。新造するLNG船では、優れた防熱性能をもつ容量17万4000立方メートルのメンブレン型カーゴタンクを装備する。「メンブレン型」は、タンクの内部をニッケル鋼やステンレス鋼の「メンブレン」で覆うことで、低温を保ちガスの膨張を吸収する方式になる。

主機関には燃料消費効率に優れた「二元燃料低速2ストローク舶用エンジン」を導入。同エンジンは、燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用できる。

また、回転するプロペラ軸に発電機を取り付け、電力を供給する装置「軸発電装置」、船底に空気を送り込み、船底と海水の間に空気層を形成し摩擦抵抗を低減する「空気潤滑システム」を採用。従来のLNG船よりも環境に配慮した仕様となっているという。

<概要>
全長:289.9メートル
全幅:46.1メートル
主機関:二元燃料低速2ストローク舶用エンジン
積載容量:174,000立方メートル・メンブレン型
建造造船所:HD現代重工業(韓国)
竣工予定:2027年
船籍:フランス

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LOGISTICS TODAY編集部
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