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自動運転ロボ専用保険の販売開始、ZMPなど開発

2023年5月17日 (水)

環境・CSR自動搬送ロボットを開発するZMP(東京都文京区)は16日、あいおいニッセイ同和損害保険と自動運転ロボットの稼働時に起きたトラブルをカバーする専用補償を開発し、今月より「自動運転ロボット専用保険プラン」として販売を開始する、と発表した。

遠隔操作型の自動運転ロボット(自動運転小型車)は、4月の改正道路交通法の施行により歩道を含めた公道でのサービスが実装可能となり、宅配需要の増加や物流分野の人手不足の解決策としての運用が期待されている。一方、自動運転ロボットの公道走行時のリスクに対して専用の損害保険のニーズも高まるとの予想から、かねてより専用補償プランの開発が求められてきた。

▲プラン内容(クリックして拡大、出所:ZMP)

今回の保険商品はZMPの宅配ロボットを対象に、ZMPが開発したロボット管理システムと一体での使用契約で販売。不正アクセスや自動運転ロボットの欠陥などで人身・物損事故が発生した場合を対象として被害者補償に対応する「被害者救済費用特約(自動運転ロボット用)」と、事故後・修理後のロボット運搬費用を補てんする「自動運転ロボット等特約(運搬費用等補償)」をパッケージしている。

事故が起きた後の被害を補償するのに加え、事故の未然防止や事故後の影響を緩和させることに重きを置いた。損害賠償責任の所在が不明な場合における迅速な被害者救済対応、修理可能な工場などの所在地に関わらない全国各地への自動運転ロボットの導入展開を後押しする。

両社はこの保険プランを全国の自動運転ロボットを活用する事業者などへ展開し、安全・安心な自動運転ロボットの普及を推進する。また今後、自動運転ロボットの普及で得られる知見や運行データの分析を通じ、新たな補償や料率体系の構築・サービスの向上といったバージョンアップに取り組むとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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