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山九、シンガポールで大型物流センター建設

2023年5月19日 (金)

▲外観イメージ(出所:山九)

国際山九は18日、海外現地法人の山九シンガポール(私人)有限公司が、「トアス物流センター(仮称)」を、シンガポール西部のトアス地区に建設すると発表した。2025年9月に開設の予定。

新倉庫は、同社の東南アジアで最大級の物流センターで、既存倉庫を建て替えて施設面積を従来の2.2倍に拡張して建設する。トアス地区を中心にバイオメディカルや医療・医薬関連の物流需要の取り込みをターゲットにする。また、新倉庫がシンガポール政府が計画中のトアス新港に近接する利便性を生かし、シンガポールでの国際物流貨物の需要も取り込む考え。

全フロアには22度前後の温度帯管理機能を完備。保管効率の高いVNA型物流センターにする計画。「VNA」はVery Narrow Aisle(非常に狭い通路)の略。VNA型物流センターは、通路幅の狭い高層ラックを備えた物流施設を指す。同社によると自然災害のリスクが少なく、国土が狭いシンガポールで有効活用が可能という。

新倉庫は庫内に12メートル/階のラックを設置する予定。オペレーションには搬送用の自動フォークリフトを導入し、省力化を図る。屋上にはソーラーパネルを設置し、倉庫で使用する電力の一部を賄うことで、CO2排出量も削減する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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