日野自動車と三菱ふそうが経営統合

M&A日野自動車と三菱ふそうトラック・バスは30日、経営統合すると発表した。日野自動車の親会社のトヨタ自動車と三菱ふそうトラック・バスの親会社であるダイムラートラックの4社で合意した。2024年12月末までに統合を目指す。

経営統合は、日野自動車と三菱ふそうが統合会社の完全子会社になる方法で実施する。統合は2社が対等で行い、商用車の開発、調達、生産分野で協業する。トヨタとダイムラーも水素を始めとするCASE技術開発で協業し、統合会社の競争力強化を支える。

経営統合の統合比率は、日野自動車、三菱ふそう、トヨタ、ダイムラーで今後詰める。経営統合後、トヨタは日野の親会社を外れる。統合会社は東京証券取引所プライム市場と名古屋証券取引所プレミア市場で上場する予定。トヨタとダイムラートラックの統合会社の持分比率は同割合となる見込み。

4社は、商用車を通じた豊かなモビリティ社会の実現には、カーボンニュートラルや物流効率化などの課題解決が不可欠な一方、多大な投資が必要と説明。また、商用車は乗用車に比べ台数も少なく、日本市場で商用車メーカーが単独で、こうした課題に対応するのは困難という。こうした背景から、日野自動車と三菱ふそうでは、開発・生産など事業効率を高め、商用車メーカー競争力の強化を目的に経営統合に踏み切ったとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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