M&A安田倉庫は8日、シンガポールとインドでそれぞれ新会社を設立し、ともにフォワーディングを主力事業とするワールドゲート・エクスプレス・ラインズ(シンガポール、WGS)と、ワールドゲート・エクスプレス・ラインズ・インターナショナル(インド、WGI)の全営業権を譲受すると発表した。
アジアへの新たな輸配送ネットワークを構築するべく、主要な貿易港を有するシンガポール、世界最大規模の人口を有するインドでの業容拡大を図る。WGSとWGIはシンガポールに1拠点、インドに11拠点を持ち、幅広い物流サービスを提供している。アジアでは中国やベトナム、インドネシアの拠点を中心としている安田倉庫のフォワーディング事業にとって、WGSとWGIから譲り受けた物流ネットワークが加わることで、国際物流のサービス拡充が見込めると判断した。
WGSは1990年設立で、2022年3月期の売上高は13億700万円、経常利益は1億1500万円。WGIは1999年8月設立、フォワーディング業のほかにコンテナ混載輸送、倉庫業を手がけており、同期売上高は18億400万円、経常利益は6000万円。営業権を譲受する子会社はシンガポールが6月、インドでは8月に設立する。
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