認証・表彰鈴与と鈴与カーゴネット(SCN)は13日、国土交通省や学識経験者などから組織するエコシップ・モーダルシフト事業者選定委員会において、令和4年度の「エコシップマーク」認定事業者に選ばれたことを発表した。
「エコシップマーク認定制度」は、一般貨物の輸送に関し、海運事業者、荷主企業などが一体となって、環境負荷が少なく省エネ・CO2削減に効果のあるフェリー、RORO船、コンテナ船、自動車船の利用を促進することにより、海上貨物輸送への一層のモーダルシフトを図ることを目的に、モーダルシフトを積極的に推進する優良事業者に対しエコシップマークの使用を許可する制度。
2社は、洗剤・石鹸・歯磨きなどのトイレタリー用品、医薬品、通販、ペット用品、化学品を手がける生活用品メーカーの製品輸送において、大型車利用による静岡県富士市から福岡県糟屋郡間の長距離幹線輸送を、清水港から大分航路のRORO船利用による海陸一貫輸送へと転換してモーダルシフトを行うことで、年間のCO2排出量を、陸上輸送の場合と比較し、62%削減した。その他にも取引先企業と共にモーダルシフト推進に取り組んでいる。
運送・物流業界に生じる「2024年問題」でのドライバーの労働環境改善策として、RORO船を活用した海陸一貫輸送によるモーダルシフトに注目が集まっているが、鈴与とSCNは、このモーダルシフトを積極的に推進する事業者として、平成27年度から7回連続でエコシップマークの認定を受けるなど、積極的な環境負荷低減と、物流従事者の働き方改革に取り組んでいる。
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