ロジスティクスプロロジスは23日、MonotaRO(モノタロウ)専用の物流施設「プロロジスパーク尼崎3」の建設に着工した。
尼崎市に本社と既存の物流拠点を構えているモノタロウの業務拡大に伴い、物流施設拡張ニーズに対応して開発するもので、来年9月に竣工する。
開発予定地は、阪神高速道路・尼崎西ICから1キロメートル、名神高速道路・尼崎ICから5.4キロメートルと関西圏の主要な高速道路へのアクセスに優れ、大阪市、神戸市中心部にも近いことから、利便性の高い物流拠点として開発される。また、阪神電車出屋敷駅から210メートルと、通勤しやすさも兼ね備える。
施設は、2万平方メートルの敷地に地上4階建、延床面積4万4000平方メートルの施設として開発。各階に車両が直接アクセスできるランプウェイを設けることで、効率的なオペレーションを実現とすると同時に、災害時などにも各階から荷物の搬入出を可能としている。
また、庫内に垂直搬送機と貨物用エレベータを設置し、利便性を高めている。プロロジスの標準仕様として外壁への断熱サンドイッチパネル、屋根にダブル折板を採用し、共用部にLED照明を採用することで、省エネにも貢献する施設として計画。さらに屋上には、将来的に災害用発電機を導入できるスペースを設けるとともに、屋上緑化を導入する。
■「プロロジスパーク尼崎3」の概要
名称 | プロロジスパーク尼崎3 |
所在地 | 兵庫県尼崎市西向島町75-1他 |
敷地面積 | 約 19,972 m2(約6,042坪) |
延床面積 | 約 43,962 m2(約13,298坪) |
構造 | S造(一部SRC造)、地上4階建 |
着工 | 2012年11月 |
竣工予定 | 2013年9月末 |