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韓国パントスロジ、ロシア極東地域の物流拠点が稼働

2012年10月23日 (火)

ロジスティクス韓国パントスロジスティクスは23日、ロシアのウラジオストクで新たな物流拠点「パントスロジスティクス極東物流センター」の本格運用を開始したと発表した。

極東物流センターは、敷地規模2万7710平方メートル(8400坪)、延べ面積5040平方メートル(1530坪)規模のラック施設を備えた倉庫施設で、余剰敷地は重装備とバルク貨物の野積場として使用する。

モスクワの顧客企業の工場で生産された製品と、韓国、日本、中国などから輸入された貨物を保管して極東、シベリアの全域に配送するCDC(中央配送センター)としての活用度を高めるとともに、ロシア極東地域のW&D(ウェアハウス&ディストリビューション)事業を拡大のための前哨基地としても活用していく。

同社は、2007年にモスクワ近郊にサッカー競技場の11倍の規模(9万平方メートル)の物流ターミナルを造成し、ロシア内陸の物流ルートを開拓。

このコンテナターミナルは、3600TEUの処理が可能な大規模な保管面積と現代的な設備、臨時保税蔵置場を備え、シベリア横断列車に積載されてモスクワに持ち込まれる貨物に対して最適化されたサービスを提供。ロシア、カザフスタン、ウクライナ、ウズベキスタン、キルギスなどのCIS地域の主な拠点に30以上のネットワークを構築している。

今回の極東地域物流基地の確保に関連し、パントスロジスティクスでは「最近ロシアが極東地域に対する投資を大幅に増やすなど、不毛の地以外の何物でもなかった極東地域の開発に積極的に乗り出している」としたうえで、「ロシアの玄関口である極東地域の物流拠点を戦略的に先占して活用することで、物流サービスの競争力を極大化する」と説明している。