ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

凸版系列、引越し手続きワンストップ化へ実証実験

2023年6月27日 (火)

調査・データ凸版印刷のグループ会社であるTOPPANエッジ(東京都港区)は27日、デジタル庁が推進する「引越し手続オンラインサービス」の実現に向けた取り組みの一環として、独自実証実験の実施と、その検証内容を公表した。

現在、引越しに伴う手続きは官民の様々なサービスを通じてオンライン化が進み、マイナポータルを通じた転出届の提出や、転入先への来庁予定の連絡が可能となっている。

同社においても共通手続きプラットフォーム「AIRPOST」(エアポスト)を通じて、金融機関に対して一括で住所変更ができるサービスを提供しているが、一方で、引越し業者の手配、電気・ガス・水道などライフラインの手続きなど多岐に渡る手続きなどは依然として必要であり、生活者の利便性向上のためにも引越し手続きのワンストップ化の実現が課題となっている。

▲実証実験のイメージ(出所:TOPPANエッジ)

今回の実証実験では、同社が官民にまたがる煩雑な引越し手続きのハブ機能を持つナビゲーションサービスのプロトタイプを構築。引越し時、自身に必要な手続きを一覧化して管理する機能や、手続き漏れを防止するためのリマインド機能などを、横須賀市の窓口に来庁し転入・転出手続きを行った生活者やインターネットモニターに対して実際に利用してもらい、意見を収集した。

アンケートを通じて、今回のプロトタイプのような引越しナビゲーションサービスへの期待は大きく、回答者の76.2%が「利用したい」と答え、特に自治体のオンライン手続きでの利用意向がもっとも高い結果になったとしている。

トッパンエッジは、引越し手続きのオンライン化・ワンストップ化の実現へ向けて、本実証の結果や課題、ユーザーからの評価・意見などを集積し、参画自治体・事業者と共同で協議・検討を進めていく。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com