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東京九州フェリーなど3社、物流環境大賞で特別賞

2023年6月28日 (水)

認証・表彰東京九州フェリー(北九州市門司区)、日本郵便、佐川急便の3社は28日、2022年8月1日から開始した、関東から九州への幹線共同輸送の取り組みが、日本物流団体連合会主催の「第24回物流環境大賞」で、特別賞を共同受賞したと発表した。

▲左から東京九州フェリー 常務取締役 能戸昇志氏 、 日本物流団体連合会 池田潤一郎 会長 佐川急便 取締役 栗和田武氏 、 日本郵便 専務取締役 津山克彦氏(出所:SHKライングループ)

受賞した特別賞の内容は、「佐川急便・日本郵便による関東発九州向け幹線共同輸送東京九州フェリーを活用」となる。

トラックによる宅配便輸送でのCO₂排出量の削減と、長時間の運転によるドライバーの労働負担軽減という課題を解決するため、東京九州フェリーと佐川急便は21年7月に、関東から九州へのトラックの長距離幹線輸送の一部を、横須賀から新門司への航路を利用した海上輸送に切り替えるモーダルシフトを実現した。22年8月からは日本郵便も参加し、一部の宅配便と郵便物を1台のセミトレーラーに積み込むことで積載率を向上させた。さらに、東京九州フェリーが運航する高速フェリーにはセミトレーラーの荷台のみを積み込み、ドライバーの乗船を不要とすることで、労働環境の改善とトラックの走行距離の削減によるCO2排出量の削減を実現した。

この取り組みにより、年間で205.6トン(59%)のCO2排出量削減と、ドライバーの運転時間6204時間(90.7%)の削減が見込んでおり、3社は今後も環境負荷の低減に向けて物流効率化を進め、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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