認証・表彰東京九州フェリー(北九州市門司区)、日本郵便、佐川急便の3社は28日、2022年8月1日から開始した、関東から九州への幹線共同輸送の取り組みが、日本物流団体連合会主催の「第24回物流環境大賞」で、特別賞を共同受賞したと発表した。
受賞した特別賞の内容は、「佐川急便・日本郵便による関東発九州向け幹線共同輸送東京九州フェリーを活用」となる。
トラックによる宅配便輸送でのCO₂排出量の削減と、長時間の運転によるドライバーの労働負担軽減という課題を解決するため、東京九州フェリーと佐川急便は21年7月に、関東から九州へのトラックの長距離幹線輸送の一部を、横須賀から新門司への航路を利用した海上輸送に切り替えるモーダルシフトを実現した。22年8月からは日本郵便も参加し、一部の宅配便と郵便物を1台のセミトレーラーに積み込むことで積載率を向上させた。さらに、東京九州フェリーが運航する高速フェリーにはセミトレーラーの荷台のみを積み込み、ドライバーの乗船を不要とすることで、労働環境の改善とトラックの走行距離の削減によるCO2排出量の削減を実現した。
この取り組みにより、年間で205.6トン(59%)のCO2排出量削減と、ドライバーの運転時間6204時間(90.7%)の削減が見込んでおり、3社は今後も環境負荷の低減に向けて物流効率化を進め、持続可能な社会の実現に貢献していくとしている。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com