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伊藤忠、いすゞやゼネコン大手とCN実証事業

2023年6月29日 (木)

M&A伊藤忠商事は28日、伊藤忠エネクス、いすゞ自動車、鹿島建設、鴻池組(大阪市中央区)、清水建設、竹中工務店(大阪市中央区)と共同で応募した、大阪府「令和5年度カーボンニュートラル技術開発・実証事業」に採択されたと発表した。

(イメージ)

これにより、2025年に大阪で開催される関西万博に向けて、食料と競合しない廃食用油や廃動植物油などを原料として製造される燃料、リニューアブルディーゼル(RD)を活用した建設・輸送分野での脱炭素化の実証を進めるという。

伊藤忠商事によると、同社はリニューアブル燃料メーカーであるNeste(ネステ、フィンランド)からRDを調達。いすゞはトラック・産業機械への利用を視野にエンジン試験を実施し、保証の付与に向けた検討を進める。伊藤忠エネクスは大阪府内の供給網を拡充。鹿島建設、鴻池組、清水建設、竹中工務店は、万博の建設工事における利用実証に取り組む。

ネステが提供する再生可能ディーゼルは、食品競合のない廃食油や廃動植物油等を原料として製造され、ライフサイクルアセスメントベースでの温室効果ガス(GHG)排出量で石油由来の軽油と比べて90%削減するという。またRDは、航空機やエンジンに対して改修を加えずに利用できる燃料のため、既存の車両や機械、給油関連施設の活用が可能。欧米を中心に広く流通実績がある。

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LOGISTICS TODAY編集部
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