丸紅、ノルウエー海運出資でデジタル改革推進

（出所：丸紅）

国際丸紅は30日、ノルウェーの大手海運会社Torvald Klaveness Group（クラブネス）と、クラブネスの中核となるパナマックス型ばら積み船の運航事業統括会社Klaveness Dry Bulk（クラブネスドライバルク）への出資について合意したことを発表した。丸紅はクラブネスドライバルクへの出資により、クラブネスの船舶運航事業に参画すると共に、海運業界におけるデジタル技術の活用を推進する。

同社では、今後変動する世界情勢や複雑化し拡大する海上輸送需要への対応を踏まえ、より精緻で高度な船舶運航による安定的な海上輸送が必要とし、クラブネスと共同で展開している既存のプール事業に加えて、世界中の海運会社・投資家の運航管理の受託によって構築したネットワークや、グループ内の貨物需要を用いて、クラブネスドライパルクを通じた船舶運航事業関連サービスの拡大を図る。また、各種データ活用やデジタル技術を生かした海上輸送の効率化などを推進し、海運事業者としての知見によって開発されたデジタル技術の提供事業にも参入する。

丸紅は、こうした取り組みを通じて、世界の食糧や資源の安定輸送・安定供給に寄与するとともに、海運業界における船舶の運航効率化を実現し、海上輸送の低炭素化・脱炭素化への貢献を目指すとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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