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ヤマトHD、4年後に三大都市間で当日宅配、トライアル着手

2012年11月6日 (火)

話題ヤマトホールディングスは2016年をメドに、東京・名古屋・大阪の三大都市間で宅配便の当日配達を開始する。午前中に引き受けた荷物を当日午後に配達するサービスを三大都市間で実施するのは初めて。

ハンドキャリーなどの緊急貨物を対象とした高額輸送サービスは存在するが、同社では「現行料金の据え置きを含め、通常料金から大きく離れない水準」で提供できるようにする。

専用の大型物流拠点を都市ごとに整備してサービスを構築する方針で、先行して関東の拠点として神奈川県愛川町に投資額230億円の物流センターを立ち上げる。

関東拠点が稼働できる状態になり次第、都市間当日宅配のトライアルに着手し、料金やサービスの流れを検証する。

料金設定については、都市間当日宅配を「宅急便のサービスレベルを向上させるもの」(ヤマトHD広報室)と位置付けることから、現行の料金体系を踏襲する方向で検討する。

名古屋、大阪でも関東と同規模の専用物流拠点を整備する方針だが、物流センターの管下に営業所がぶら下がる組織上の理由から、既存施設の拡張による対応も視野に入れる。