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話題SBSホールディングスは9日、グループ会社のティーエルトランスポートの元経理課長が、業務上横領の容疑で警視庁世田谷警察署に8日逮捕されたと発表した。
横領は2007年から11年7月にかけて行われ、11年5月の内部調査で事実が発覚、同年7月に刑事告訴していたが、同社は「事件捜査に支障をきたす」として、逮捕まで公表を控えていた。
発表によると、元経理課長は07年から11年にかけて、自らの職務権限を悪用して計9000万円超を着服していたもの。
同社は11年6月7日付けで元課長を懲戒解雇するとともに、11年7月から9月にかけて、事件関係者の処分、ティーエルトランスポート社長ら同社経営陣の刷新を実施した。
また、再発防止策として、グループ全社に対してチェック機能や教育・研修の強化、グループ内の定期的な人事ローテーションなどを実施。さらに中長期的な再発防止として、小規模会社や地方子会社のあり方、経理、人事事務のグループ集約化など組織や体制を見直しコーポレート･ガバナンスの強化に取り組んでいる。
着服された9000万円については、11年度決算で損失処理が終えており、今12月期の業績には影響しない。
