メディカル近鉄エクスプレスは20日、上海浦東総合保税区内に設立した新法人で本社倉庫の引渡しが完了したと発表した。
同社は中国での保税ロジスティクス事業をアジア戦略の中核と位置付け、1995年の福田保税区を皮切りに、98年上海外高橋保税区、大連保税区などに、相次いで保税ロジスティクス拠点を設立。
5月に設立した新法人では、中国での国際航空貨物の最大拠点である上海浦東空港に隣接した上海浦東総合保税区内に自社倉庫を保有し、輸出入航空貨物の取り扱い、商品の保税蔵置、付加価値型物流加工サービス、配送などの業務を行う。
生産設備、輸送機器などの大型貨物から半導体などの精密電子部品、温度管理が必要な化学製品、医療関連製品まで幅広く対応。来年1月の営業を目指し、最新鋭の保管設備を備えた倉庫施設の完成に向け、準備を進めている。