荷主豊田合成は30日、トラックの積載量算出をAI(人工知能)で自動化するシステムを開発し、みよし物流センター(愛知県みよし市)で運用を開始したと発表した。これにより、年間4400便のトラック輸送を削減、140トンのCO2排出削減が見込まれるとしている。
同物流センターで積み下ろしする1日あたり500便のトラックの貨物量を24時間撮影し、AIによる画像解析で正確に貨物量を算出。これにより、積載率の低い路線や便を特定し、一部の路線では運行本数を1日15便から12便にまで削減した。
同社はこれまで、自動車メーカーの工場の生産量に合わせてトラックの配車計画を行ってきたが、担当者が荷台を目視で確認するなどして積載量を算出していたため、担当者の経験値の違いによる判断のばらつきや、確認できるトラック台数に限界があることが問題視されていた。
システムは一宮物流センター(一宮市)でも今秋から導入する予定。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com