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シーネット、WMS連携のKPI分析特化ツール試作版

2023年9月12日 (火)

サービス・商品クラウド型倉庫管理システム(WMS)開発のシーネット(千葉市美浜区)は12日、物流KPIに特化した分析ツールのプロトタイプを完成させたと発表した。

(出所:シーネット)

ツールはWMSからのデータを長期間蓄積してビッグデータを分析するもの。同社はWMSユーザーと物流専門家8組織との実証実験を通じてフィードバックを収集し、物流KPI分析の標準版を構築。この標準版を利用することで、WMSから得られた物流データを容易に分析できるようになる。プロトタイプのサービスはWMSのオプション機能として提供する。

新たに構築した機能は、一つはWMSに搭載されたハンディー機能を通じて工程ごとの作業生産性を把握する機能。人別、荷主別、センター別、温度帯別など、さまざまな視点で表示して生産性を把握することで、物流における人員配置や曜日別の物流波動を確認できる。

2つ目は、ロケーションごとのピッキング頻度をランキング化し、ピッキングの効率化を図るというもの。エリア別、カテゴリー別などの視点で、商品特性に基づいた効率化を検討することができる。

さらに、SKU(在庫管理の最小管理単位)別の在庫回転率を算出し、長期滞留品や過剰在庫などの把握、ロケーション間の設定見直しを行うことができ、荷主に対する在庫提案につなげることも可能だ。

また、アイテム別に出荷頻度をランキング化し、最適なロケーション設定や荷主への報告データとして活用することができる。定型のレポートを作成する機能も備えており、センター向け、経営層向け、荷主向けなど異なるニーズに対応するレポートを自動生成する。

シーネットは13日から15日にかけて東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展で、分析ツールの新機能の紹介と、物流データ分析による業務改善方法や効果などを解説する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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