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鈴与、海上モーダルでトラック輸送3000時間削減

2023年9月14日 (木)

環境・CSR鈴与(静岡市清水区)は14日、鈴与カーゴネット(SCN、同)とASブレーキシステムズ(兵庫県伊丹市)、碧南運送(愛知県豊田市)とともに、関西から九州への自動車部品輸送の一部を海上モーダルシフトした取り組みが国土交通省の物流効率化計画に認定、モーダルシフト等推進事業に採択されたと発表した。

ASブレーキシステムズが製造する自動車部品の往復輸送で、兵庫県伊丹市と福岡県宮若市・みやこ町の間の長距離輸送を、神戸港・新門司港航路のRORO船を活用した海陸一貫輸送に切り替えた。これにより、CO2排出量が陸上輸送のみと比較して44.8%削減され、ドライバーの総走行時間は4088時間から1008時間となり、3080時間(75.3%)削減された。

▲モーダルシフト後の輸送フロー(出所:鈴与)

取り組みにあたり、ASブレーキシステムズは生産調整による出荷時間変更や、販売先顧客との納品時間の調整を、碧南運送はメーカーとの受発注調整、鈴与への輸送委託を、鈴与は輸送シャーシの確保・供給、SCNへの輸送委託を、SCNはドレージ手配、フェリー輸送ブッキングをそれぞれ担う。

鈴与とSCNを含む関係者は、この計画の成功により、効率的な輸送と環境への貢献を両立させる好例を示し、今後の物流分野でのモーダルシフトの促進に力を入れていく意向だ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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