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鈴与、海上輸送転換で運転時間1万時間削減

2021年12月10日 (金)

環境・CSR鈴与は10日、子会社の鈴与カーゴネットとともに取り組む海上輸送への食品モーダルシフトが、日本物流団体連合会(物流連)のモーダルシフト優良事業者選定委員会で、最優良事業者賞(大賞)を受賞したと発表した。

受賞理由は「モーダルシフト専門部署を組織し、トレーラーシャーシ台数の増車や複数種類のシャーシバリエーションを整備するなど、モーダルシフトに柔軟に対応できる体制構築と環境負荷低減や安定的な輸送を実現した」こと。

▲(前列左から)鈴与取締役・松山典正氏、物流連会長・池田潤一郎氏、鈴与カーゴネット取締役・亀井遊太氏(出所:鈴与グループ)

両社は食品、飲料、建材など幅広い品目の輸送を複数区間でトラックから海上輸送に転換。トラックによる輸送距離を大幅に短縮し、ドライバーの運転時間は年間1万時間以上減らすことができたという。

この取り組みを進めるため、鈴与は社内にモーダルシフト専門セクションを整え、空走距離が発生しにくい営業所配置を実施。トレーラーシャーシ台数の増車、複数種類のシャーシバリエーションを整備することで輸送品目に合わせた最適な運び方につなげた。