アート引越センター、AI脳トレで運転事故を抑止

（出所：仙台放送）

環境・CSR仙台放送（仙台市青葉区）は19日、東北大学加齢医学研究所と共同で開発した「運転技能向上トレーニング・アプリAI版」を含む新しい脳のトレーニングプログラム「BTOC」（ビートック）を、アート引越センターと提携し、同社の乗務員に提供を開始すると発表した。

ビートックは、特許取得済みの運転技能向上トレーニング・アプリAI版の主要機能を、法人や団体が利用しやすいようにクラウドサービスとして提供するもの。脳機能の低下が事故の原因とされるなか、前頭前野のトレーニングを通じて、運転中の知覚や判断能力を向上させる。仙台放送とアート引越センターは、アート乗務員の安全運転能力向上と安全運転寿命の延伸、特に若年層ドライバーの運転能力向上を目指し、10月1日から連携して地域を限定してトライアル実施を行う。

運転技能向上トレーニング・アプリAI版は、2020年からスマートフォン版が保険会社や自治体向けに提供され、ドライバーの運転技能向上や認知機能低下の抑制に寄与している。21年にはAI（人工知能）を搭載したことで、個別のトレーニング状況を解析し、プレーヤーに最適なトレーニングを提供する機能を拡張した。これにより、「運転技能」「認知機能」「感情状態」の向上だけでなく、安全運転管理や商品開発など、データ活用の幅を広げている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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