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三菱地所、大阪市に冷凍冷蔵専用マルチ型施設着工

2023年10月2日 (月)

▲「ロジクロス大阪住之江」の完成イメージ(出所:三菱地所)

拠点・施設三菱地所は2日、大阪市住之江区のマルチテナント型冷凍冷蔵物流施設「大阪市住之江区柴谷冷凍冷蔵物流計画」(仮称)のプロジェクト名称を「ロジクロス大阪住之江」とし、1日に着工したと発表した。同社初の冷凍冷蔵専用のマルチテナント型施設で、2025年3月31日に完成予定。縦割り3テナントを想定する。同時に、大阪市大正区でも一棟利用の賃貸型冷凍冷蔵物流施設「大阪市大正区平尾冷凍冷蔵物流計画」(仮称)を始動する。

▲「ロジクロス大阪住之江」の広域周辺図(クリックで拡大)

ロジクロス大阪住之江は地上4階建て、延床面積4万3500平方メートル。阪神高速15号堺線・玉出インターチェンジ(IC)から2.2キロ、阪神高速4号湾岸線・南港中出入口ICから3.4キロと高速道路へのアクセス性が高く、大阪市内から兵庫県方面まで広域配送も可能。また、大阪メトロ四つ橋線 ・北加賀谷駅から徒歩圏内で駅周辺は居住人口も多いことから、雇用確保にも優位性を持つ。

倉庫の一部に温度帯可変式を採用し、幅広いテナントニーズに対応。また、1階倉庫部分の一部で冷却設備を含む24時間対応のバックアップ電源を確保することで、テナント企業のBCP対策を支援する。冷却設備は環境に配慮した自然冷媒を採用しており、屋上に太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーを用いて施設内の自家消費に充てる計画も進める。

同社の冷凍冷蔵物流施設の開発実績は両物件の展開で計4件。同社は昨今の生活様式の変化による冷凍冷蔵食品の需要拡大を踏まえ、これまでBTS型の冷凍冷蔵物流施設の開発で得た手応えと知見を生かし、より幅広いテナントニーズに対応した賃貸型冷凍冷蔵物流施設の開発を推進する。

大阪市大正区平尾冷凍冷蔵物流計画(仮称)は、ロジクロス大阪住之江に次ぐ賃貸型冷凍冷蔵物流施設案件で、一棟貸しが可能。工場や倉庫が集積する大阪市大正区平尾に立地し、梅田駅からから10キロ圏内と、消費地近郊型の物流拠点として機能する。阪神高速17号西大阪線・大正東ICから2.5キロと、大阪市内から兵庫県方面まで幅広い配送先に対応可能だ。

「ロジクロス大阪住之江」施設概要
所在地:大阪市住之江区柴谷1-1-71
アクセス:阪神高速15号線・玉出ICから2.2キロ、阪神高速4号湾岸線・南港中出入口ICから3.4キロ、大阪メトロ四つ橋線・北加賀屋駅から徒歩15分、「柴谷2丁目」バス停から徒歩6分
構造:地上4階建て、ボックス型、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造、耐震構造
敷地面積:2万1300平方メートル
延床面積:4万3500平方メートル
着工:2023年10月1日
竣工:2025年3月31日(予定)
「大阪市大正区平尾冷凍冷蔵物流計画」(仮称)施設概要

所在地:大阪府大阪市大正区平尾1-3-29他
アクセス:阪神高速17号西大阪線・大正東ICから2.5キロ
バス:「平尾1丁目」バス停から徒歩2分
敷地面積:1万2700平方メートル
延床面積:2万1200平方メートル
竣工:2026年春予定

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LOGISTICS TODAY編集部
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