クラウドカメラとWMS連携､佐川GL庫内作業効率化

ロジスティクスAI（人工知能）カメラによるクラウド録画サービスのセーフィー（東京都品川区）は18日、クラウドカメラの映像データと倉庫管理システム（WMS）の連携サービスの提供を開始すると発表した。すでに佐川グローバルロジスティクス（SGL、同）の複数営業所に導入している。

連携サービスは、物量の増大に伴い急増している消費者からの問い合わせ対応に資するもので、セーフィーの映像解析・異常検知ソリューションとWMSを連携させることで、該当商品の検品状況を即座に映像データで振り返ったり、原因を分析して対応策を講じたりすることが可能になる。問い合わせから回答までの時間を大幅に短縮し、倉庫作業の効率化と品質担保につなげる。

▲クラウドカメラとWMS連携サービスの使用イメージ（出所：セーフィー）

すでにセーフィーのクラウドカメラサービスを利用している場合、既設の防犯カメラをソリューションに適用できる。全社的な導入にも対応する。

SGL千葉北営業所では、商品発送後の問い合わせ対応にかかる時間を大幅に短縮。映像データとWMSの連携により、従来は問い合わせに対してフロー上の問題の証拠探しに1時間かかっていたところ、調査対象となる検品作業の映像を1分もかからずに確認できるようになった。

▲SGL千葉北営業所での作業。ハンディーターミナルの作業コードをカメラに映して連携。

▲該当の記録映像を瞬時に探し出せる

セーフィーは将来的に、荷主側でも映像データを確認できる仕組みを整え、倉庫の生産性や業務の品質担保、透明性の向上を図るとしている。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

LOGISTICS TODAY編集部
メール：support@logi-today.com