荷主ニチレキは17日、伊藤忠エネクスと資本業務提携を行ったと発表した。アスファルトの調達物流などの合理化へ向け協力する。
ニチレキは日本全国に65か所の拠点を持ち、環境に配慮したアスファルト関連製品と工法の提供を通じ、老朽化が進む道路インフラのメンテナンスに取り組んでいる。一方、伊藤忠エネクスは石油、LPガス、電力などのエネルギーだけでなく、アスファルトなどの産業資材の供給にも携わり、幅広く社会インフラを支えている。今回の提携により、双方の強みを生かした地域での輸送ネットワークの共有や輸送の共同化を実施し、最適な輸送体制を構築することで事業領域を拡大する。また、次世代燃料や再生可能エネルギーを利用したエネルギーサービスなどの活用による環境負荷低減型の生産・物流・施工体制の整備や、環境負荷低減型舗装用材料の新規開発と素材調達にも取り組む予定だ。
現在、日本の道路インフラの老朽化は深刻な社会問題となっており、気候変動や災害への対策、予防保全型インフラメンテナンスへの転換が求められている。また、ドライバー不足や、ドライバーの時間外労働規制の強化による輸送能力不足など、物流に関する新たな課題も浮上するなかで、両社は持続可能なアスファルト供給体制の整備と環境負荷低減に取り組む。
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