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日立ヨーロッパ、英EVトラック普及へPJ始動

2023年10月20日 (金)

国際日立製作所は20日、英国の事業統括会社日立ヨーロッパが、再生可能エネルギー事業の英グリッドサーブが主導する「エレクトリックフレイトウェイ」プロジェクトの主要パートナーに選ばれたと発表した。同プロジェクトでは140台の大型EV(電気自動車)トラック向けに、15か所の高速道路充電拠点と10か所以上の商業用充電ステーションを統合した充電ネットワークを構築する。

(イメージ)

ことし7月から2025年までの同プロジェクトの目的は、ディーゼルエンジン駆動の大型トラックからEVトラックへの移行準備が完了し、適切なインフラやビジネスモデルの構築により、同様のサービスを継続して提供できると実証することにある。また、政府の政策や助成金、補助金がない場合の大型EVトラックの総所有コストを、ディーゼル車と比較し定量化する。プロジェクトは33のパートナー企業からなるコンソーシアムが参画し、英国運輸省の資金支援を受け、英政府の研究資金助成機関と共同で実施される。

日立ヨーロッパは、5年間にわたる大型EVトラックの運用データに基づき、運行経路や車両、充電履歴などを分析。バッテリーや運航距離、充電インフラのモニタリングを最適化することで、企業の大型EVトラック導入の促進を図る。

同社内でEVソリューションなどを扱う「日立ゼロカーボン」チームは、これまでロイヤルメールやウーバーなどとEV移行に向けたソリューションを検討してきた経験をプロジェクトに持ち寄り、また、日立の企業DX(デジタルトランスフォーメーション)推進プラットフォーム「Lumada」(ルマーダ)を活用してデータの収集・蓄積や分析を行い、英国での大型EVトラック活用に役立つ知見やデータセットを提供する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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