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日揮HD、北海道の物流施設で次世代太陽光発電

2023年10月23日 (月)

▲ペロブスカイト太陽電池(出所:日揮HD)

調査・データ日揮ホールディングス(HD)は23日、苫小牧埠頭(北海道苫小牧市)、エネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)と共同で、北海道苫小牧市の物流施設に、エネコートテクノロジーズが開発した次世代太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」を設置する共同実証実験を2024年から開始すると発表した。

ペロブスカイト太陽電池は、ペロブスカイトと呼ばれる結晶構造を用いた次世代太陽電池で、シリコン系太陽電池に比べて設置対象となる範囲が広く、製造技術開発によっては大量生産や製造コスト低下を見込める。ペロブスカイトの物流施設での実証実験、北海道でのペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた実証実験はいずれも初となるため、屋根や壁面向けの新たな設置方法をの実証や寒冷地でのデータ収集も実施する。

実験は24年初春から1年間を予定し、苫小牧埠頭の倉庫などで使用されている凹凸状の屋根や外壁に、フィルム型のペロブスカイト太陽電池を設置し、発電効率の測定や予測値と実測値の比較、塩害・降雪地域での耐久性、既存の倉庫屋根や建物曲面への太陽電池モジュールの設置方法を検討する。

日揮HDは、実証計画策定やペロブスカイト太陽電池の設置や分析と技術評価、倉庫などへの適用に向けた発電システムの開発を、エネコートテクノロジーズはペロブスカイト太陽電池の提供や分析と技術評価、苫小牧埠頭は設置場所の提供を担う。

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LOGISTICS TODAY編集部
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